ABOUT US うちわ屋 涼とは

伝統と職人の個性が調和した
「丸亀うちわ」の本当の魅力を広めたい

そんな想いから生まれた、香川県丸亀市及び丸亀市周辺で生産される「丸亀うちわ」の中でも、
職人の手で作られる竹うちわのみを取り扱う丸亀うちわ専門店です。
地元の竹採りに始まり多くの工程を経て厳選された素材と、代々受け継がれた職人たちの技によって
1本1本手で作り上げられる「丸亀うちわ」。伝統工芸品でありながらも、手にするとワクワクしてもらえる、そんな「丸亀うちわ」を多数取り揃えてお待ちしております。

MARUGAME UCHIWA 丸亀うちわについて

江戸時代から400年以上も続く
歴史と文化

寛永10年(1633年)金比羅大権現の金光院住職が丸金印の「渋うちわ」を考案し、金比羅詣りの土産品として全国に広がったとされています。

明治20年前後、中国に次いで米国への輸出が始まるなど大いに活況を呈した時代もあり、明治40年ごろ完全な分業組織として、骨部門・貼り部門・絵付け師など分業化が進んでいきます。

木版や刀や紙、糊、竹などうちわに関わるものすべてが周辺で揃っていた香川県丸亀市は、やがて日本一の竹うちわの生産地となりました。

竹とりから始まるうちわづくり

「丸亀うちわ」は1本の竹からできるのが特徴です。
真竹(3~5年)を使用しますが、材料となる良い竹を見極める事も職人技術の一つです。竹の個性を見極め、製作しようとするうちわに合った竹を選びます。

10mを優に超える1本の竹を採るのは大変な作業ですが、職人達などが協力して竹を採りにいきます。種類にもよりますが、1本の竹から約100本~200本のうちわが作られます。

「丸亀うちわ」の今

今では国内シェア9割と言われながら、そのほとんどが機械貼りのポリうちわが主流となっており、竹うちわの99%が中国産、地場産は衰退の一途をたどっています。

「丸亀うちわ」と名のりながらも、ほとんどのものは中国製の竹骨を使用し、安く売られています。「丸亀うちわ」の職人は伝統工芸士、ニューマイスターを含め、現在十数人ほどいますが、高齢化などに伴い減少しつつあります。

伝統を後世に残していくということ

「丸亀うちわ」は平成9年に国の伝統工芸品に指定されました。その翌年から毎年、後継者育成事業の一環として技法講座を開催し、一般の方からも募集をし、この技術を受け継ぐ新たな人材育成を行っています。現在の職人のほとんどがこの技法講座を通じて技術を習得されました。

しかし、丸亀の「地場産」の竹うちわは流通が少ないため、職人も増加しにくく、その技能の高さや製品の優秀さは広く知られていません。

「丸亀うちわ」の本当の魅力をより多くの方に広め、実際に手にとって楽しんでいただく。
そして地元丸亀市の職人の活性化により伝統技術を未来に残していくことが、私たちの使命だと考えております。

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